英語のヒアリング強化のために洋画を字幕なしで観始めました。  ここはその記録として。  たまに邦画、ドラマ、ブックレビューも。

2008年1月5日土曜日

洋画「the pursuit of happyness」 幸せのちから

日本では予告編がすごくよくできていて、予告編で本編の流れ全てを語っているらしく、本編を見て「予告編そのまんまかよ?!」とがっかりした方もいるみたいですが、予告編も何も見ていない私達夫婦は、実話が基になっているということもあり、この映画にとってもとっても感動してしまいました。 

私達がまだ結婚する前、アメリカの大学を卒業し今のダンナ(アメリカ人)と日本での生活を始めた頃、実家(当時は茨城県水戸市)に1ヶ月ほど居候している間に、仕事を探す交通費(東京までよく出ていました)などで貯金を使い果たし、いざ仕事が見つかったもののアパートを借りるお金がなかったため敷金礼金を両親から借金し、アメリカの大学まで出してもらって苦労を掛けた両親にはそれ以上のお金は頼めず、冷蔵庫、湯沸かし器、テレビ、洗濯機などなどの電化製品どころか部屋に取り付ける電気も1部屋分しか買えず、もちろん電話を取り付けるお金もないという状況でした。  幸い2月だったので、冷蔵庫がなくても食料品は窓を少し開けっ放しにし、窓辺に置いてしのいでいたのを思い出します。  明日の食料品を買うお金もなくなったときには、私はさすがに不安でぼーっとしてても頬に自然と涙が流れてしまうような状態になってしまったのですが、その頃のダンナはと言うと「絶対この状況からはいつか抜け出せる。  絶対大丈夫だから。僕が保証する。」とまるでこの映画の主人公のようでした。  今考えると彼にとっては初めての異国の土地でかなりの精神力だったと思います。  ダンナが言ったように、その後私達は仕事に恵まれ、がむしゃらに働き、借金まみれの生活から抜け出し、ダンナが26歳になるころには銀行に貯金が1000万貯まっていました。  

この映画の主人公は子供まで抱えて、住むところまで失ったので、その過酷さは私達には容易に想像ができるものでした。  信じられないのは、母親が出て行ってしまったこと。  どんなことがあっても子供の側から離れることは私には出来ないと思います。

普段忘れてしまいがちですが、今の生活にもっともっと感謝しなければとダンナと二人で深く反省しました。

それからこの映画の主人公とうちのダンナから言えることが一つ!  どんな状況でもポジティブに!  これに尽きますね。